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ルイワン 蜂・害虫駆除センターは、福島県内のハチ駆除を専門とする害虫駆除会社です。

スズメバチの引っ越しHEADLINE

引っ越しするスズメバチたち


家の軒下などに作ったキイロスズメバチの巣を発見したとき、「今までなかったのに、いつのまにか、でっかいスズメバチの巣ができていた」という不思議な現象。

これには、キイロスズメバチが巣を引越しするという習性がかかわっています。

軒下によく見られるキイロスズメバチの巣は、越冬を終えた女王蜂が土中や木の狭い空洞などの閉鎖空間に最初に作り始めた巣がスズメバチの数が増えて手狭になったため引越した巣です。

キイロスズメバチの他にモンスズメバチとチャイロスズメバチが引っ越しする習性があります。
この3種は福島県内に生息するスズメバチです。


キイロスズメバチの引っ越しの習性を事例で紹介します!


スズメバチが「毎日、家に飛んでくるなぁ〜」「山から来てるんだろう」と思い込んでいると、洗濯物干し場の天井にスズメバチを発見。

「かめん蜂(福島にはスズメバチをこのように言う地域がある)の駆除を頼む」と福島県田村郡の方から2011年7月下旬に駆除の依頼がきました。

キイロスズメバチの引っ越し巣です!
スズメバチの引っ越し巣
スズメバチの引っ越し巣

洗濯物干し場の天井にキイロスズメバチの引っ越し巣

洗濯物干し場の天井にキイロスズメバチの引っ越し巣がありました。その引っ越し巣で大忙しの働き蜂たち。


キイロスズメバチの引っ越し巣は高台にある洗濯物干し場にありました。
引っ越し巣は、ドンドン巣を大きくしているので外皮が薄く、働き蜂たちが頻繁に出入りしていました。

つい最近になって引っ越してきたばかりのようです。
キイロスズメバチの中には、高台にある引っ越し巣から下の方に降りてゆくものがあります。

もしかすると、下の方にキイロスズメバチの元の巣(母巣)があるかもと、下に降りてゆくスズメバチを目で追います。

すると、土手の特定の場所でスズメバチの姿見えなくなります。

元の巣は、おおよそあの辺と見当をつけて下に降りてゆき、その場で待ち構えてスズメバチが土手の斜面にある元の巣に戻るのを観察します。

戻ってきたスズメバチを観察していると、雑草で覆われている土手の1か所に集中して潜ってゆきます。

さっそく防護服に着替えて雑草をかきわけて覗き込むと、大元の巣がありました。

土手に木材が積み重ねられてできた空隙の奥にありました。
スズメバチの母巣
スズメバチの母巣

キイロスズメバチの元の巣が雑草に覆われた土手斜面にありました。

スズメバチが集中して潜ってゆく土手の雑草をかきわけて覗き込むと、積み重なる木材の奥の空隙にスズメバチの巣が見えました。

キイロスズメバチの引っ越し巣とその元の巣のそれぞれの場所を1枚の写真に収めることができました。
スズメバチの母巣と引っ越し巣

キイロスズメバチの引っ越し巣と元の巣の位置関係

高台にある洗濯物干し場の引っ越し巣から土手の元の巣までの距離は30mくらいでした。


キイロスズメバチの働き蜂たちは、引っ越し巣と元の巣を頻繁に行き来して巣作りや幼虫の世話をします。

そのため、引っ越し巣と元の巣は、そんなに離れていない近い所にあります。

元の巣から引っ越し巣までの距離は数m〜数十mといわれています。


キイロスズメバチの引っ越し巣は、直径10cmで巣盤は2段でした。
巣内には女王蜂がいました。

すべての子育てをする育房室は女王蜂が産んだ卵で満室になっています。
巣は活気にあふれ勢いづいていました。

巣内の卵から幼虫が孵化していないことから1週間以内に引っ越してきた巣と推定できます。
キイロスズメバチの引っ越し巣はアッという間に大きくなります。
スズメバチの引っ越し巣
スズメバチの女王蜂と働き蜂たち

キイロスズメバチの引っ越し巣とそこにいた女王蜂・働き蜂たち

キイロスズメバチの引っ越し巣は、巣盤が2段で育房室は卵で満室でした(左写真)。その巣からは女王蜂も発見できました。左写真の左側は女王蜂、右側は働き蜂たちです。


キイロスズメバチの元の巣は、直径14cmで巣盤は3段でした。

幼虫から蛹まで様々な発育段階のものがいました。羽化跡もあり、すでに次々と成虫の働き蜂となっている状態がうかがえます。
スズメバチの母巣
スズメバチの母巣

キイロスズメバチの元の巣と女王蜂が作った初期巣の跡

キイロスズメバチの元の巣は3段になっていました。それらの巣盤には羽化跡もあり、幼虫や白いまゆをかぶった蛹もいました(左写真)。巣盤には女王蜂が単独で作った初期巣の跡(白い円で囲ったところ)がありました。


女王蜂も引っ越し巣に移って産卵を開始しているので、この元に幼虫や蛹たちが成虫の働き蜂になれば、すべて引っ越し巣の方に集合することになります。

そこで、この元の巣は空になって役目を終え、廃巣になります。

この事例では、キイロスズメバチの引っ越し時期に元の巣も運よく見つけることができました。

この元の巣と引っ越し巣をの両方を駆除できましたので、巣の再生を考える必要はありません。


キイロスズメバチが巣を引っ越しする時期の駆除は難しい!!


キイロスズメバチの引っ越し巣に元の巣で育った成虫の働き蜂が次々に合流してくるため、引っ越し巣の規模はドンドン大きくなります。

キイロスズメバチの引っ越し時期は、引っ越し巣を駆除しても元の巣にいる子供たちが成虫の働き蜂になって全員巣立つまで引っ越し巣に押し寄せ続けます。

そのため、引っ越し時期にキイロスズメバチを駆除するには、元の巣を見つけ、それを駆除しなければ元の巣で働き蜂が成虫になるたびに引っ越し巣に押し寄せてくることになります。

あるいは引っ越し先の巣が無くなって女王蜂もいないとなると集団の統制がとれなくなり、行き場を失った働き蜂はそこら中を無秩序に飛び回ることもあります。

ところが、元の巣を見つけることは難しく、見つからない場合が多いです。

そして、引っ越し巣を駆除しても元の巣にいる巣で成虫になった働き蜂が押し寄せてくるので、キイロスズメバチの引っ越し時期の駆除は難易度が高いのです。